長崎大学地域包括ケア教育センター

長崎大学大学院連携講座「地域包括ケア学」
第1回連携大学院セミナー

『　地域でできる研究 ― 地域だからできる研究 ―　』

【日時】平成28年10月3日（月）19：00～20：00
【場所】長崎みなとメディカルセンター 市民病院　醫聖ホール
【主催】長崎大学大学院医歯薬学総合研究科　地域包括ケア教育センター
【演者】山梨　啓友先生（長崎大学大学院医歯薬総合研究科離島・へき地医療学講座）
【座長】市川　辰樹先生（長崎みなとメディカルセンター市民病院　消化器内科　主任診療部長、地域包括ケア学　教授）



　長崎みなとメディカルセンター 市民病院に設置しております連携大学院「地域包括ケア学講座」の第1回大学院セミナーを開催しました！
　座長を長崎みなとメディカルセンター市民病院 消化器内科主任診療部長であり地域包括ケア学講座 教授の市川　辰樹先生、演者に長崎大学大学院医歯薬学総合研究科離島・へき地医療学講座から山梨　啓友先生をお招きし、ご自身の研究を例に、1次・2次医療のプライマリケア現場で研究を行う意義についてご講演頂きました。
　“研究”という言葉からは“高い専門性”がイメージされがちですが、『地域に根付いたデータを得て研究を行うことで、その土地の問題や今後の課題が見つかり、より良い社会へと活かすことが可能になる』という、私たちの生活にも密接に関わる内容でした。
　遅い時間だったにも関わらず、医師をはじめ、MSWや看護師、検査部や栄養部の方など、職種の垣根を超え多くの方にお集まりいただくことが出来ました。
　今後もより多くの方々へ向け、長崎に根付いた研究の場として連携大学院を発信することのできるよう、セミナー等の活動を行ってまいります。

○　参加者の感想　○
・ジェノグラム（家族の家系図）を用いて、家族システムから疾病やケアをとらえるというソーシャルワークの視点があり、おもしろいなと思いました。
・自分が日頃もやもやしていること（いつも独居の男性高齢者の退院支援などに難渋していることです）に、山梨先生がきっぱりとした研究結果を出されていてスッとしました。
・家族背景、家族図の重要性を改めて感じ、世帯構図の変化の傾向を考えて、早期より看護介入ができればと思いました。また、五島での活動では限られた環境、設備の中で工夫され、他職種の方がそれぞれの役割を果たされていると感じました。今までほとんど聞いたことがなかったので貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
・”虚弱”というキーワードには注目していなかったため、今後注意しながら診療を行っていきたい。

長崎大学大学院連携講座「地域包括ケア学」開講記念
長崎みなとメディカルセンター 市民病院 市民公開講座

『　地域で拓く長崎の医学　』

【日時】平成27年3月1日（日）13：00～16：00
【場所】長崎市立図書館1階多目的ホール
【主催】長崎みなとメディカルセンター 市民病院、
　　　　長崎大学大学院医歯薬学総合研究科　地域包括ケア教育センター
【共催】長崎大学大学院医歯薬学総合研究科　社会医療科学講座地域医療学分野

【演題・演者】
「地域包括ケア学事始」
　　長崎大学地域包括ケア教育センター教授　永田康浩
「知って防ごう糖尿病」
　　長崎みなとメディカルセンター市民病院 糖尿病・代謝内科診療部長、研究開発センター長　川崎英二
「みなとメディカルで行う　がん治療」
　　長崎みなとメディカルセンター市民病院 臨床腫瘍科主任診療部長　峯孝志
「身体にやさしい外科手術」
　　長崎みなとメディカルセンター市民病院 副院長　原口正史
「Ｃ型肝炎は治る」
　　長崎みなとメディカルセンター市民病院 消化器内科　診療部長　市川辰樹